名称 |
湖南省博物館 |
---|---|
料金 |
身分証明書で無料 |
営業時間 |
通常 08:00 ~ 17:00 月曜日休館 |
その他のサービス |
なし |
湖南省博物館は長沙市開福区に位置し、1951年に建設され、1956年に開館された湖南省立の歴史・芸術博物館である。敷地面積は51,000平方メートル、建築面積は29,000平方メートル、湖南省AAAA級旅行景観区に認定されている。
同博物館の収蔵品は11万点以上、そのうち、1級文物に指定されている収蔵品は763点ある。その中には、新石器時代の石器や陶器、殷(商)・周の青銅器、戦国時代の楚の文物、馬王堆漢墓の出土文物、後漢から隋唐までの湘陰窯と岳州窯の青磁、唐・五代の長沙窯の下絵付け磁器、唐代に書き写された王羲之の『蘭亭序』の書、明末・清初の思想家王夫之の筆跡などがある。その他に太平天国及び湖南農民運動関係の文物も多く収蔵されている。
また珍品としては、人面紋の方鼎や象紋の大鐃(ドラ)などの殷の青銅器、長沙馬王堆の3つの漢墓から出土した彩帛画、竹簡、漆器、楽器、棺椁など3千点以上の貴重な文物と女性の湿屍(ミイラ)がある。今からすでに2100余年前のその女性ミイラ、肉体は完全な状態で、組織の部分でもなお弾力があり、部分的な関節については、まだ動かすことさえできたという。さらに墓内から出土した「素沙単衣」は蝉の羽のように軽く、長さ約1.28メートルもありながら、その重さは50グラムにも満たない。その精妙な手工芸には思わずため息が出てしまうほどだ。